ビズショカ(ビジネスの書架)

ビジネス書、新書などの感想を書いていきます

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年に読んで面白かった新書・一般書10選(歴史編)

今週のお題「買ってよかった2021」にも便乗。 恒例の〇〇年に読んで面白かったシリーズ、今回は歴史系だけでエントリを1つ作ってみることにした。 古代~中世編 荘園(伊藤俊一) 刀伊の入寇(関幸彦) 室町は今日もハードボイルド(清水克行) 江戸時代編 …

『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』飯野謙次 転んでも、"ただ"では起きるな!

ミスや失敗をその後の飛躍につなげる方法 仕事にミスや失敗はつきものである。ミスや失敗は度重なれば、上司の評価も下がるし、職場での地位も危うくなってくるだろう。 しかし、ミスや失敗をしても、不思議と評価が下がらない。むしろ、ミスや失敗をしても…

『宗教図像学入門』中村圭志 十字架、神殿から仏像、怪獣まで

中村圭志にる宗教図像学ガイド 2021年刊行。筆者の中村圭志(なかむらけいし)は1958年生まれの宗教学者。 2014年の『教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化』、2017年の『聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる』に続く三冊目の書籍と…

「働かないおじさん」問題を解決する方法を考える

「働かないおじさん」はいつごろから登場したのか 近年、目にすることが多くなったこの言葉だが、いつごろから言われ始めたのか、軽くググってみたところ、比較的古い記事では東洋経済のこちらが発見された。人事コンサルタント楠木新(くすのきあらた)によ…

『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』岡本亮輔 現代人の宗教的意識の変容を読み解く

現代の聖地はなぜ生まれるのか 2015年刊行。筆者の岡本亮輔(おかもとりょうすけ)は1979年生まれの宗教学者。現在は北海道大学の准教授を務めている人物。 2012年の『聖地と祈りの宗教社会学』では日本宗教学会賞を受賞している。 聖地と祈りの宗教社会学―…

『破産者たちの中世』桜井英治 中世期の金融システムを解き明かした一冊

中世の破産者たちの姿を描く 2005年刊行。筆者の桜井英治(さくらいえいじ)は東京大学大学院総合文化研究科の教授。本書刊行当時は北海道大学大学院文学研究科助教授だった。日本中世史、流通経済史を専門としている。 この書籍から得られること 日本中世、…