ビズショカ(ビジネスの書架)

ビジネス書、新書などの感想を書いていきます

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『未来の年表』河合雅司 人口が減っていく社会で起こること

シリーズ累計75万部のベストセラーシリーズ 2017年刊行。著者の河合雅司(かわいまさし)は1963年生まれ。産経新聞の元論説委員。現在は大正大学の客員教授。内閣官房有識者会議委員などを歴任している。 昨年、売れまくった新書作品である。どれくらい売れ…

『地下鉄の駅はものすごい』渡部史絵 東京メトロと都営地下鉄メインのウンチク本

地下鉄への愛が詰まった一作 2020年刊行。筆者の渡部史絵(わたなべしえ)は芸能人としての活動履歴もあるようだが、現在は鉄道ジャーナリストとして活躍している人物。 『東京メトロ 知られざる超絶!世界』『関東私鉄 デラックス列車ストーリー』『電車の進…

『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編』Jam 孤独や不安と上手につきあう

「パフェねこシリーズ」の第二弾が登場 2020年刊行。第一作となる『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』は2018年に刊行され好評を博した。本作は二年ぶりに登場した待望の続篇である。 帯の記載によると「パフェねこシリーズ」は累計25万部を超える…

『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』スズキナオ なんでもない日々を少しぐらいは楽しく

スズキナオ初の単著 2019年刊行。筆者のスズキナオは1979年生まれ。Webメディア「デイリーポータルZ」「メシ通」などでの活躍が知られる、大阪在住のフリーライター。 同業者との共著で、『"よむ"お酒』『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』『酒…

『希望格差社会』山田昌弘 「負け組」の絶望感が日本を引き裂いた?

『パラサイトシングルの時代』の著者が示した未来への警鐘 2004年刊行。筆者は1957年生まれ。本書刊行時は東京学芸大学の教授だったが、現時点では中央大学の教授。専門は家族社会学と感情社会学。 【中古】希望格差社会 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く…

『みんなの民俗学 ヴァナキュラーってなんだ?』島村恭則 民俗学の懐の広さを知ることが出来る一冊

民俗学って何なのかを知りたい方に 2020年刊行。筆者の島村恭則(しまむらたかのり)は1967年生まれ。現在は、関西学院大学社会学部、大学院社会学研究科の教授。世界民俗学研究センター長。専門は現代民俗学、民俗学理論。 内容はこんな感じ 民俗学とは田舎…

『大人のケンカ必勝法』和田秀樹 論争・心理戦に絶対負けないテクニック

大人のケンカは腕っ節ではなく交渉力で決まる オリジナルは、2002年刊行の単行本『他人に言い負かされないための心理学』 // リンク 上記の作品を『大人のケンカ必勝法』に改題した上で文庫化したものが本書だ。2004年に刊行されている。 2005年には図解版が…

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』Jam 相手は変えられない。でも自分の考え方は変えられる。

Twitter発のお悩み解決本 2018年刊行。筆者のJam(じゃむ)はゲームグラフィックのデザイナー、イラストレータ、マンガ家。Twitterのアカウント(@jam_filter)で発信していた「パフェねこシリーズ」が大好評を博し、書籍化されたのが本書である。 書籍化に…