書籍をご提供いただきました!
今週のお題「手帳」。本日ご紹介するのは『記録するだけであなたの夢が10倍叶う! 夢を叶えるドリームマネージャー手帳』だ。筆者の金村秀一(かねむらひでかず)は1973年生まれの実業家。
本書は同氏の主催する、ドリームマネージャー協会さまよりご恵贈いただきました(ありがとうございます!)。
筆者は願望、夢を実現するための「ドリームマネージャー手帳」の普及を展開している。実際に販売されてる手帳はこちら。
本書は「ドリームマネージャー手帳」開発の過程で、培われた願望実現のためのエッセンスをまとめた一冊となっている。
この書籍から得られること
- 「やりたいこと」をどうすれば実現できるのかがわかる
- 願望実現までの道のりを「可視化」する方法がわかる
内容はこんな感じ
やりたいこと。実現したいこと。夢を叶えるため「サブ手帳」を作ってみよう。やることはカンタン。毎日数分、その日にできたことを記録していくだけ。手帳に書くことで願望は可視化される。実現に至るまでの道筋を記録していくことで達成感が得られる。日々の成長を実感し、新たな可能性にも気づくことも出来る。そんな「ドリームマネージャー手帳」の作り方を徹底指南!
目次
本書の構成は以下の通り。
- はじめに
- 第1章 やりたいことが叶う「記録の効果」
- 第2章 やりたいことが10倍叶う「考え方」
- 第3章 やりたいことが10倍叶う「記録術」
- 第4章 やりたいことが10倍叶う「7つの新習慣」
- 第5章 やりたいことが10倍叶う「大切なもの」
- おわりに
以下、本書のポイントをザックリとご紹介していきたい。
やりたいことは「記録」が叶えてくれる
本書でまず最初に説かれているのは「記録の効果」だ。なにごとも漠然と思っているだけ、考えているだけでは事態は具体化していかない。本書では「サブ手帳」を作ってみようと呼びかける。
「サブ手帳」を作ると以下のような効用がある。
- 定点観測で成長を体感できる
- 成功の型が成長を加速させる
- 見える化が自信をもたらす
手帳などの記録をデジタル化している方も多いだろう(わたし自身も最近はほぼデジタルだ)。しかし、本書はあくまでもアナログ(紙)の手帳にこだわる。その理由は以下の五点。
- 俯瞰しやすい。
- 思考が整理しやすい。
- 自由度が高い
- 愛着が湧きやすい
- 1年単位で残せる
確かにこれは指摘の通り。アナログのデメリットは検索性の不備や、切り貼りする際に不便となる点あたりか。
テンションが上がるノートや手帳を使う
それでは、「サブ手帳」はどのようにして作ればいいのだろうか?重要なポイントがこちら。
- テンションが上がるノートや手帳を使うこと
これ、わたし的にも非常に共感できた。昨今、文具店に出かけると手帳コーナーがやけに充実しているのに気付く。ロルバーンやモレスキンなどの高級ノートは価格が高いにも関わらずよく売れている(わたしも買ってしまった)。いい手帳を買うとテンションが上がる。高い手帳を買ったのだからと、継続して使う気にもなる。
具体的な「サブ手帳」の作り方
テンションが上がる素敵な手帳を揃えたとする。それでは「サブ手帳」の具体的な使い方はどうすればよいのか。やりたいことが叶う3つのステップとして、本書では以下の流れを提唱している。
- TODOでなく、やりたいことにフォーカス
「サブ手帳」は願望達成のためのメモなので、TODOリストにしてはいけない。最終的にどうしたいのか。やりたいことにフォーカスすべき。
- 未来から逆算して計画を作る
やりたいことを決めたら、実現に向け逆算して計画を立てる。叶えたい未来の自分と、現在の自分を比較して足りないものは何なのか。そのギャップを埋めるための活動が日々の計画となる。この際、難易度の高すぎる課題は設定しないこと。
- 毎日記録して、シンクロに親しむ
「できたこと」だけをひたすら記録する。難易度の高い課題を設定しない理由はここにある。「できたこと」だけが並ぶので、書いていてテンションが上がるし、継続のモチベーションも湧いてくるというわけだ。
大切なものの順番を間違えない
本書の最終章では忘れてはいけない「大切なもの」の順番が示されている。優先度の高い順に挙げてみよう。それはこうだ。
- ①基礎レベル:ココロとカラダの健康
- ②応用レベル:人とのつながり・愛
- ③発展レベル:成功・富・名誉
願望を実現して富と名誉を手に入れたとしても、それを分かち合ってくれる家族や仲間が居なければ辛く寂しい。そして、何よりもココロとカラダの健康はすべての土台となってくる。
まずは健全な精神と身体を維持すること。そして共に成長できるための仲間を見つけること。これらがあって、始めて「成功」に意味が出てくる。
願望達成のために、この優先事項の順番だけは間違わないようにしておきたいものだ。
「サブ手帳」を作ってみたくなる
以上、金村秀一の『記録するだけであなたの夢が10倍叶う! 夢を叶えるドリームマネージャー手帳』の概要をご紹介させていただいた。
恥ずかしながら、一昨年前に購入したロルバーンの手帳が、最初の数ページ書いただけでそのままになっているわたし。本書読んで記録が続かない理由がよく分かった。せっかくなので、再開してみようかな。
本書での学びを活かすには、本家の「ドリームマネージャー手帳」で記録するのが一番だとは思う(実際、本書の内容もその前提になっている)。とはいえ「記録することで願望実現までの道のりを可視化する」点は、どんな手帳を使っても再現可能かと思われるので、まずは手軽に実現できるところから始めてみたい。
やりたいことを見つけたい、実現したい方にはこちらもおススメ