2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
1970年代に書かれた『柳田國男』本 筆者の牧田茂(まきたしげる)は元朝日新聞社社員で、「週刊朝日」の編集長などを経て、退社後は日本大学の講師、白梅短期大学の教授などを歴任。民俗学者としても活躍した人物だ。1916年生まれで、2002年に亡くなられてい…
日本の華族の全体像がつかめる一冊 2006年刊行。筆者の小田部雄次(おたべゆうじ)は立教大学出身。現在は静岡福祉大学の名誉教授。専攻は日本近現代史。 さすが中公新書。岩波、講談社現代新書と並んで、さすが新書御三家クラスともなると、読み応えが半端…
信長VS伊賀衆 2021年刊行。筆者の和田裕弘(わだやすひろ)は1962年生まれの戦国史の研究家。 戦国時代、特に織田家に関する著作を数冊上梓しており、中公新書からは以下の三作を世に送り出している。 2017年『織田信長の家臣団―派閥と人間関係』 2018年『信…
先日、夏野剛の『ケータイの未来』をご紹介したので、関連書籍として、松永真理の『iモード事件』を再度プッシュしておこう。 i-mode誕生秘話 かつて日本のモバイル社会を切り開いた「i-mode(アイモード)」を覚えておられるだろうか?本書は2000年刊行。…
2021年刊行。筆者の鈴木由美(すずきゆみ)は1972年生まれの歴史研究家。日本史史料研究会の関連団体(なのかな?)である、中世内乱研究会で会長を務めている人物。過去に共著はいくつかあったが、単著としては本書が初めての作品となる。 呉座勇一の『応仁…
いまやKADOKAWAの社長ですが、夏野剛がドコモ在籍時代に書いた、ケータイ業界の未来予測本。 いま読むと、味わいがありますね。 #読了
本日は個人的なご報告。 放送大学、なんとか半年続けられた! 四月のエントリで、放送大学の選科履修生になったことを書きました(ですます調)。あれから五か月が経過し、一年目の一学期を無事終えることが出来たので、勉強法と、単位認定試験の体験レポー…
サントリー出身作家が説く、現代社会の生き延び方 筆者の野村正樹(のむらまさき)は1944年生まれのミステリ作家、ビジネス評論家。2011年に他界されている。 デビュー作は1986年の『殺意のバカンス』で、こちらは懐かしの土曜ワイド劇場枠で実写ドラマ化さ…