2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
弁理士が書いためくるめく特殊特許の世界 2007年刊行作品。筆者の稲森謙太郎は、本名稲穂健市(いなほけんいち)で、本業は弁理士。稲森謙太郎は科学技術ジャーナリストとして原稿を書く際の筆名であるようだ。 本作は文庫化されていないが、2014年に『すば…
統計のド素人が統計学を学んでみた コロナ禍で、自宅での時間が増えたこともあり、2021年は放送大学の選科履修生として一年間を過ごしてみた。放送大学の授業については、『初歩からの数学』について、先日ご紹介させていただいた。引き続いて、本日は放送大…
元ウクライナ大使が書いたウクライナの歴史本 2002年刊行。筆者の黒川祐次(くろかわゆうじ)は1944年生まれの、元外交官。モントリオール総領事、ウクライナ大使、モルドバ大使、コートジボワール大使、ベナン・ブルキナファソ・ニジェール・トーゴー大使など…
旧ユーゴスラヴィア史を知るために 1996年刊行。筆者の柴宜弘(しばのぶひろ)は1946年生まれ。早大卒で本書執筆時は東大大学院の教授。現在は退官されて、城西国際大学の特任教授に。専攻は東欧地域研究。バルカン近現代史。2021年の5月に他界されている。 …
呉座勇一による源頼朝と北条義時の本 2021年刊行。筆者の呉座勇一(ござゆういち)は1980年生まれの歴史学者。専門は日本中世史。 著作としては2016年の『応仁の乱 戦国を生んだ大乱』が有名かな。 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書) 作者:呉座勇一 …
120万部も売れたベストセラー新書 2019年刊行。筆者の宮口幸治(みやぐちこうじ)は立命館大学の産業社会学部の教授。元々は児童精神科医で、医療少年院では法務技官として勤務した経験を持つ人物。 本書は、新書大賞2020で第二位にランクインした作品である…
草遍路と四国の路地巡礼 2021年刊行。筆者の上原善広(うえはらよしひろ)は1973年生まれのノンフィクションライター。 2005年のデビュー作『被差別の食卓』は各方面で話題になったので、記憶されている方も多いのではないか。 被差別の食卓(新潮新書) 作…
「バカ日本地図」と「バカ世界地図」の感想を書きました。バカな皆さんによる、脳内日本地図、世界地図の数々。 2004年刊行。「みんなでくだらないものを作る」ウェブサイト「借力」で進められていた企画が書籍化されたものです。
斎宮と斎王のガイドブック 本書は2017年刊行。筆者の榎村寛之(えむらひろゆき)は三重県立斎宮歴史博物館勤務。斎宮関連の著作も多い。 ちなみに、こちらは斎宮歴史博物館入口にある館名標識。メチャ素敵!(というか、斎宮が好きすぎて現地まで行ったこと…
『鎌倉殿の13人』のハンドブックとして 筆者の岩田慎平は1978年生まれの歴史学者。専門は日本中世史(中世武士論、鎌倉幕府論)。現在は、神奈川県愛川町の郷土資料館で主任学芸員を務めている方。 2021年の12月に刊行。タイトル的にも2022年のNHK大河ドラマ…
NHKスペシャルをベースとしたノンフィクション作品 2002年刊行。2000年の10月に放映されたNHKスペシャル「民族浄化~ユーゴ・情報戦の内幕~」をベースにしたノンフィクション作品。筆者はNHKのディレクターで、本作により第一回新潮ドキュメント賞、第24回講…