ビズショカ(ビジネスの書架)

ビジネス書、新書などの感想を書いていきます

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

放送大学二年目二学期、単位認定試験を受けてきました

放送大学二年目が無事終了 既に試験期間も経過し、成績発表もされてしまったので遅きに失した感がありますが、放送大学の二年目が無事に終わったので、恒例の振り返り記事を書くことにしました。 過去のまとめはこちら(カッコ内は履修科目ね)。 一年目一学…

『放送禁止歌』森達也 規制しているのは誰なのか?

放送を禁止されている歌がある! 2000年刊行。筆者の森達也(もりたつや)は1956年生まれ。社会派のドキュメンタリーを得意とするノンフィクション系の映像ディレクター。ノンフィクション作家でもある。 なお、本書の監修はなんとデーブ・スペクターが行っ…

『50代、家のことで困ってます』長谷川高 50代ならではの「家」の悩みを解決します

2022年刊行。筆者の長谷川高(はせがわたかし)は1963年生まれ。リクルートコスモス出身の不動産コンサルタント。住宅購入や、不動産投資についての著作多数。 代表作である『家を買いたくなったら』は2006年刊行。その後、2011年の新版、2019年の令和版と何…

『独裁者のデザイン ヒトラー・ムッソリーニ・スターリン・毛沢東の手法』松田行正 デザインは毒にも薬にもなる

独裁者によるデザイン、シリーズ三作目 2019年刊行。筆者の松田行正(まつだゆきまさ)は1948年生まれのグラフィックデザイナー。 独裁者のデザイン: ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の手法 作者:行正, 松田 平凡社 Amazon ヒトラー、スターリン…

『断片的なものの社会学』岸政彦 人生は解釈不能な断片で出来ている

社会学者が紡ぐ「断片」の数々 2015年刊行。新潮社の文芸誌「新潮」、早稲田文学会の文芸誌「早稲田文学」、太田出版の季刊誌「atプラス」、朝日出版社のウェブサイト「朝日出版社第二編集部ブログ」などに掲載されていた作品に、書下ろしを加えて単行本化し…

『屋根の日本史』原田多加司 職人が教える日本伝統建築の魅力

屋根職人のエキスパートが教えてくれる 2004年刊行。中公新書。筆者の原田多加司(はらだたかし)は1951年生まれ。地方銀行勤務から実家の檜皮葺師への道に入り十代目原田真光を襲名している。国宝、重文級の建築物の修復を数多く手がけてきた屋根職人のエキ…

『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』岡田暁生 コロナ後の音楽を考える

集えない世界の衝撃を描く 2020年刊行。筆者の岡田暁生(おかだあけお)は1960年生まれの音楽学者。現在は京都大学人文科学研究所の教授。 本書は第20回の小林秀雄賞を受賞している。 内容はこんな感じ 新型コロナウイルスの蔓延は、音楽業界に大きなダメー…