2020年刊行。筆者の徳力基彦(とくりきもとひこ)は1972年生まれ。NTT、IT系のコンサルファームを経て、アジャイル・メディア・ネットワークにて代表取締役社長や、取締役CMOを歴任。現在は企業のソーシャルメディア活用ついて啓発活動を行う、アンバサダープ…
在留外国人300万人時代の「移民」事情 2019年刊行。筆者の望月優大(もちづきひろき)は1985年生まれ。日本の移民文化、移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」の編集長。 少子高齢化を受けて、日本人の生産者人口が激減する中、飛躍的なペース…
四半世紀以上前に書かれた良作 1993年に岩波書店から『山に暮らす』として刊行された作品。筆者の遠藤ケイは1944年生まれの作家。民俗関連の著作多数。本作はその中でも最初期の作品ということになる。 後に2002年に山と渓谷社から『熊を殺すと雨が降る』の…
脳の老化について知っておくべきこと 老いを迎えるにあたって、ガンや心筋梗塞、高血圧などの不安と並んで、気になってくるのが自身の痴呆症への危惧であろう。体の衰えもさることながら、脳の老化、痴呆症の進行はメンタルに相応のダメージをもたらすはずで…
「マグダラのマリア」の受容史 2005年刊行。筆者の岡田温司(おかだあつし)は1954年生まれの西洋美術史の研究家。現在は京都大学大学院の教授。 これは面白い!本書は名前だけは知っていても、あまり日本人には縁が薄い「マグダラのマリア」さんについての…
『アフターデジタル』の続編が早くも登場 2020年刊行。昨年刊行され好評を博した『アフターデジタル』の続編である。前作は小原和啓との共著であったが、今回は藤井保文の単著となっている。 前著『アフターデジタル』は相当話題になっただけあって、Amazon…
四人のナポレオンの生涯をたどる 2019年刊行。筆者は1965年生まれ。東北大学大学院国際文化研究科の准教授。 副題に「二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち」とあり、更に帯の惹句には「栄光と没落 偉大な父とその影を追った息子」とある。ナポレオン一世や…
「クーリエ・ジャポン」の連載記事が単行本に 2018年刊行。刊行は芸術新聞社から。 本書は、Webマガジン「クーリエ・ジャポン」に連載されていた、「リナシタッ ルネサンス芸術屋の仕事術」(記事閲覧は有料)を加筆修正の上で単行本化したもの。 筆者の壺屋…
『誇り』に続く「旧ユーゴサッカー三部作」の第二弾 2000年刊行。木村元彦(ゆきひこ)の二作目の作品となる。 先週感想を書いた『誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡』の続篇的な作品である。後日刊行された『オシムの言葉』と併せて「旧ユーゴサッカー三…
木村元彦のデビュー作 筆者の木村元彦(きむらゆきひこ)は1962年生まれのノンフィクション作家、ジャーナリスト。 2005年の『オシムの言葉』で一躍ベストセラー作家になる木村元彦だが、そんな彼のデビュー作がこの『誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡』…