ビズショカ(ビジネスの書架)

ビジネス書、新書などの感想を書いていきます

ビジネス書

2021年に読んで面白かった新書・一般書10選(VUCA・文章術・中高年の悩み編)

年始恒例の〇〇年に読んで面白かったシリーズ、先日は「2021年に読んで面白かった新書・一般書10選(歴史編)」をお届けした。 本日は歴史ネタ以外。不安定な(VUCA)時代をどう生きるか編・文章力を高めるために編・中高年の悩み編について、まとめておススメ…

『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』飯野謙次 転んでも、"ただ"では起きるな!

ミスや失敗をその後の飛躍につなげる方法 仕事にミスや失敗はつきものである。ミスや失敗は度重なれば、上司の評価も下がるし、職場での地位も危うくなってくるだろう。 しかし、ミスや失敗をしても、不思議と評価が下がらない。むしろ、ミスや失敗をしても…

「働かないおじさん」問題を解決する方法を考える

「働かないおじさん」はいつごろから登場したのか 近年、目にすることが多くなったこの言葉だが、いつごろから言われ始めたのか、軽くググってみたところ、比較的古い記事では東洋経済のこちらが発見された。人事コンサルタント楠木新(くすのきあらた)によ…

『脱マウス最速仕事術』森新 脱マウスで仕事のスピードが劇的に変わる!

年間120時間の時短を実現!? 現代のビジネスパーソンにとって、もっとも足りないものは何だろうか?お金?健康なカラダ?それともストレスのない快適な環境?求めるものは各人違ってくるだろうが、共通して誰もが足りないと感じているのは「時間」ではない…

『iモード事件』松永真理 日本のモバイル業界が元気だったころのお話

先日、夏野剛の『ケータイの未来』をご紹介したので、関連書籍として、松永真理の『iモード事件』を再度プッシュしておこう。 i-mode誕生秘話 かつて日本のモバイル社会を切り開いた「i-mode(アイモード)」を覚えておられるだろうか?本書は2000年刊行。…

『ケータイの未来』夏野剛が15年前に書いたケータイ業界論

いまやKADOKAWAの社長ですが、夏野剛がドコモ在籍時代に書いた、ケータイ業界の未来予測本。 いま読むと、味わいがありますね。 #読了

『パラサイト社員の活用術』野村正樹 会社にしがみつくパラサイト社員はどうすればいい?

サントリー出身作家が説く、現代社会の生き延び方 筆者の野村正樹(のむらまさき)は1944年生まれのミステリ作家、ビジネス評論家。2011年に他界されている。 デビュー作は1986年の『殺意のバカンス』で、こちらは懐かしの土曜ワイド劇場枠で実写ドラマ化さ…

『13歳からのアート思考 「自分だけの答え」がみつかる』末永幸歩 VUCA時代を生き抜くために

発行部数16万部超のベストセラー本 2020年刊行。筆者の末永幸歩(すえまつゆきほ)は武蔵野美術大学を経て、東京学芸大学の教育学研究科へ。現在は、東京学芸大学の個人研究員兼、中学・高校の美術教諭として活躍している人物。 帯の「薦」には、藤原和博、山…

『「沈黙」の会話力』 現役弁護士が教えるコミュニケーション術

「沈黙」することで人を動かす 2018年刊行。筆者の谷原誠(たにはらまこと)は1968年生まれの現役の弁護士、税理士。著書多数。 とかく交渉術といえば、明朗快活、立て板に水でしゃべり倒す人間が有利であるように思われがちだが、実際には必ずしもそうでは…

『人は話し方が9割』永松 茂久 話し方の基本は「共感と寄り添い」

2020年年間ランキング1位のビジネス書 2019年刊行。筆者の永松 茂久(ながまつしげひさ)は1974年生まれ。サラリーマンからたこ焼き屋に転身。これが見事に成功し、数多くの飲食店を展開。その過程で、多数のビジネス書、自己啓発書を世に送り出している人物…

『文系AI人材になる』野口竜司 AIはやがて誰もが使えるツールになる

「文系AI人材」になるためには? 2020年刊行。筆者の野口竜司(のぐちりゅうじ)はZOZOTOWNの開発を担当している子会社ZOZOテクノロジーズにてVP of AI driven businessを務める。 本書の他に、『管理職はいらない AI時代のシン・キャリア』『A/Bテストの教…

『商売心得帖』松下幸之助 小規模事業者向けの商売の心得

今週のお題「おうち時間2021」に引き続き、便乗。 経営の神様が説く、商売の心得 筆者の松下幸之助(まつしたこうのすけ)は言わずと知れた、パナソニック(旧松下電器)の創業者である。1894年生まれで、1989年没。実業家としての実績ばかりでなく、晩年に…

『ニュータイプの時代』山口周 新時代を生きぬく24の思考・行動様式

山口周が示す21世紀的な思考・行動様式 2019年刊行。筆者の山口周(やまぐちしゅう)は1970年生まれの研究者、著作家。 2017年の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』は、ビジネス大賞の2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。この作品の大ヒットで一…

『子どもの才能を引き出す最高の学び プログラミング教育』2020年度・小学校でプログラミング教育が必修化

プログラミング教育がどうして必要なのかがわかる 2018年刊行。筆者の石嶋洋平は1981年生まれ。Web系のプロデュース、コンサル、マーケティング業での多くの実績を残し、現在は子ども向けのプログラミング学習塾の経営を手掛けている。 監修者として入ってい…

『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう リスクを取らない起業スタイル

えらいてんちょうの一作目 2018年刊行。筆者の「えらいてんちょう」こと矢内東紀(やうちはるき)は1990年生まれ。慶大卒の高学歴者だが、朝起きるのが苦手なばかりに就職活動を諦め、計画も経験もないままなし崩し的に起業。初の実店舗であるリサイクルショ…

『STUDY HACKS!』小山龍介 楽しみながら成果が上がるスキルアップのコツと習慣

「HACKS!」シリーズのお勉強版 2008年刊行。筆者の小山龍介(こやまりゅうすけ)は1975年生まれの実業家、コンセプトクリエイター。2006年の『IDEA HACKS!』に始まる「HACKS!」シリーズが人気で、このブログでも以前に、『在宅 HACKS!』をご紹介している。 …

『朝1時間勉強法』山本憲明 働きながら資格試験に合格する!

現役税理士が教える勉強法 2010年刊行。筆者の山本憲明は現役の税理士。ビジネスパーソンとして働きながら、一念発起して税理士試験に挑戦。税理士は合格までの、社会人の学習平均年齢が6~7年とされる難関試験だが、筆者これをわずか4年で達成。その他にも…

『働き方完全無双』ひろゆき(西村博之) 人生の守備力を鬼レベルに高めるには?

「ひろゆき」が説く働き方改革 2018年刊行。筆者の「ひろゆき」こと、西村博之は1976年生まれ。ゼロ年代に圧倒的な影響力を誇った匿名掲示板2ちゃんねるの管理人として名高い人物である。 内容はこんな感じ 「個人として、ワンチャンを狙いながら幸せを目指…

『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編』Jam 孤独や不安と上手につきあう

「パフェねこシリーズ」の第二弾が登場 2020年刊行。第一作となる『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』は2018年に刊行され好評を博した。本作は二年ぶりに登場した待望の続篇である。 帯の記載によると「パフェねこシリーズ」は累計25万部を超える…

『大人のケンカ必勝法』和田秀樹 論争・心理戦に絶対負けないテクニック

大人のケンカは腕っ節ではなく交渉力で決まる オリジナルは、2002年刊行の単行本『他人に言い負かされないための心理学』 // リンク 上記の作品を『大人のケンカ必勝法』に改題した上で文庫化したものが本書だ。2004年に刊行されている。 2005年には図解版が…

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』Jam 相手は変えられない。でも自分の考え方は変えられる。

Twitter発のお悩み解決本 2018年刊行。筆者のJam(じゃむ)はゲームグラフィックのデザイナー、イラストレータ、マンガ家。Twitterのアカウント(@jam_filter)で発信していた「パフェねこシリーズ」が大好評を博し、書籍化されたのが本書である。 書籍化に…

『50歳からの逆転キャリア戦略』前川孝雄 「定年=リタイア」ではない時代の一番いい働き方、辞め方

「リクナビ」「就職ジャーナル」元編集長が説く50代のキャリア戦略 2019年刊行。筆者の前川孝雄(まえかわたかお)は1966年生まれ。リクルートの「リクナビ」「就職ジャーナル」の編集長職を歴任。その後独立。人材育成、研修、組織開発などの業務を主として…

2018年に読んで面白かった一般書6選

おいおい、もう2021年ですよ。というツッコミもあると思うが、こちらも元ブログからのお引越し記事(手抜きでごめんなさい)。こちらは、小説、マンガ、新書を除いた一般書からのセレクトである。 2018年に出た本ではなく、「2018年に読んだ本」が対象なので…

『50代 後悔しない働き方』大塚寿 「勝ち逃げできない世代」の新常識

アラフィフになったら読みたい一冊 2020年刊行。筆者の大塚寿(おおつかひさし)は1962年生まれ。リクルート出身のビジネスコンサルタント、実業家、ビジネス書作家。 著作が多数出ているが、もっとも知られているのは『40代を後悔しない50のリスト』かな。…

『「普通」の人のためのSNSの教科書』徳力基彦 自分の名前で仕事がひろがる

2020年刊行。筆者の徳力基彦(とくりきもとひこ)は1972年生まれ。NTT、IT系のコンサルファームを経て、アジャイル・メディア・ネットワークにて代表取締役社長や、取締役CMOを歴任。現在は企業のソーシャルメディア活用ついて啓発活動を行う、アンバサダープ…

『アフターデジタル2 UXと自由』藤井保文 人がその時々で自分らしいUXを選べる時代へ

『アフターデジタル』の続編が早くも登場 2020年刊行。昨年刊行され好評を博した『アフターデジタル』の続編である。前作は小原和啓との共著であったが、今回は藤井保文の単著となっている。 前著『アフターデジタル』は相当話題になっただけあって、Amazon…

『アフターデジタル』藤井保文・尾原和啓 オフラインのない時代に生き残る

すべてがオンラインとなった世界で 2019年刊行。筆者は藤井保文(ふじいやすふみ)と尾原和啓(おばらかずひろ)の両名。藤井保文は1984年生まれ。ウェブコンサル企業のビービット勤務。中国のITビジネスに造詣が深い人物。尾原和啓は1970年生まれ。IT関連の…

『一生仕事で困らない企画のメモ技(テク)』高橋晋平 「掛け合わせメモ」でアイデアを量産!

「∞(ムゲン)プチプチ」の開発者が教えるアイデア発想法 2018年刊行。筆者の高橋晋平は元バンダイの社員で、現在は独立開業されているバラエティ玩具の企画開発者。 代表作は「∞(ムゲン)プチプチ」。緩衝材のぷちぷちを無限に潰し続けることができるとい…